クラス ADC -- アナログ-デジタル変換

ADC クラスはアナログ-デジタルコンバーターへのインターフェイスを提供します。これは、電圧変動をサンプリングして離散値に変換する単一のエンドポイントを表します。

ADC サンプリングの追加制御については machine.ADCBlock を参照してください。

使用例:

from machine import ADC

adc = ADC(pin)        # 指定のピンで動作する ADC オブジェクトを作成
val = adc.read_u16()  # 生のアナログ値を 0-65535 の範囲で読込み
val = adc.read_uv()   # アナログ値をマイクロボルトで読込み

コンストラクタ

class machine.ADC(id, *, sample_ns, atten)

id が示すソースにソースに関連付けられた ADC にアクセスします。この id は、整数(通常はチャネル番号を指定)、 Pin オブジェクト、基盤の基礎のハードウェアがサポートする他の値です。

追加のキーワード引数が与えられた場合、それらは ADC の様々な側面を構成します。指定しない場合、これらの設定は以前の値またはデフォルト値をとります。設定項目は次の通りです:

  • sample_ns はナノ秒単位のサンプリング時間です。
  • atten は、入力減衰率を指定します。

メソッド

ADC.init(*, sample_ns, atten)

与えた設定を ADC に適用します。指定した引数のみが変更される。引数に何があるかは、上記の ADC コンストラクタを参照してください。

ADC.block()

この ADC オブジェクトに対応する ADCBlock インスタンスを返します。

このメソッドは、ポートが ADCBlock クラスをサポートしている場合にのみ存在します。

ADC.read_u16()

アナログ値の読込み行い、0-65535 の範囲の整数を返します。戻り値は、ADC によって取得された生の読み取り値を表し、最小値が 0、最大値が 65535 になるようにスケーリングされます。

ADC.read_uv()

アナログの読み取りを行い、マイクロボルト単位で整数値を返します。この値を校正するかどうか、またどのように校正するかは、特定のポートに任されています。