uhashlib -- ハッシュ化アルゴリズム

このモジュールは、該当する `CPython` モジュールのサブセットを実装しています。 詳しくはオリジナルの CPython ドキュメンテーションを参照してください: hashlib.

このモジュールはバイナリデータハッシュ化アルゴリズムを実装しています。利用可能なアルゴリズムが何であるかはボードによって異なります。実装されるアルゴリズムの中には以下のものがあります:

  • SHA256 - (SHA2 シリーズの)現世代のハッシュ化アルゴリズム。これは、暗号的に安全な目的に適っています。MicroPython コアに含まれており、特定のコードサイズの制約がない限り、どのボードでもこのアルゴリズムの提供を推奨しています。
  • SHA1 - 前世代のアルゴリズム。新しい用途には推奨されませんが、SHA1 はインターネット標準や既存のアプリケーションの一部です。そのため、ネットワーク接続と相互運用性を目的としたボードがこれを提供することはあります。
  • MD5 - 暗号で安全とはみなされないレガシーアルゴリズム。従来のアプリケーションとの相互運用性を目的とした一部のボードのみがこれを提供します。

コンストラクタ

class uhashlib.sha256([data])

SHA256 ハッシュオブジェクトを作成し、オプションでそのオブジェクトに data をフィードします。

class uhashlib.sha1([data])

SHA1 ハッシュオブジェクトを作成し、オプションでそのオブジェクトに data をフィードします。

class uhashlib.md5([data])

MD5 ハッシュオブジェクトを作成し、オプションでそのオブジェクトに data をフィードします。

メソッド

hash.update(data)

ハッシュにバイナリデータを追加でフォードします。

hash.digest()

ハッシュを介して渡されたすべてのデータのハッシュをバイトオブジェクトとして返します。このメソッドが呼び出された後は、もうデータをハッシュにフィードできなくなります。

hash.hexdigest()

このメソッドは実装されていません。同様の効果を得るには ubinascii.hexlify(hash.digest()) を使ってください。