uzlib -- zlib 展開

このモジュールは、該当する `CPython` モジュールのサブセットを実装しています。 詳しくはオリジナルの CPython ドキュメンテーションを参照してください: zlib.

このモジュールは DEFLATE アルゴリズム (一般に zlib ライブラリや gzip で使われている)で圧縮されたバイナリデータを展開することを可能にします。圧縮はまだ実装されていません。

関数

uzlib.decompress(data, wbits=0, bufsize=0)

展開した data をバイト列で返します。 wbits は圧縮中に使用される DEFLATE 辞書ウィンドウのサイズです(8-15、辞書サイズはその値の2のべき乗です)。さらに、値が正の場合、 data は zlib ストリーム(zlib ヘッダー付き)であると見なされます。値が負の場合は生の DEFLATE ストリームであるとみなされます。 bufsize パラメータは CPython との互換性のためのものであり、無視されます。

class uzlib.DecompIO(stream, wbits=0)

圧縮されたデータの透過的な展開を別の stream でできるようにする stream ラッパーを作成します。これにより、利用可能なヒープサイズよりも大きいデータで圧縮ストリームを処理できます。 decompress() で説明されている値に加えて、 wbits は値 24..31 (16 + 8..15) を取ることができ、これは入力ストリームが gzip ヘッダを持っていることを意味します。

CPython との違い

この関数は MicroPython の拡張です。これは暫定的に入れられているもので、かなり変更される可能性がありますし、後のバージョンでは削除されるかもしれません。