このドキュメンテーションは、MicroPython の最新開発ブランチのためのものです。 リリースバージョンでは利用できない機能に言及することがあります。

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クラス ADCWiPy -- アナログ-デジタル変換

注釈

このクラスは WiPy 用に実装した非標準の ADC です。WiPy 上では単に machine.ADC として利用できますが、より一般的な machine.ADC クラスと区別するために、以下のドキュメントでは machine.ADC と命名されています。

使用例:

import machine

adc = machine.ADC()             # ADC オブジェクトを作成
apin = adc.channel(pin='GP3')   # GP3 のアナログピンを作成
val = apin()                    # アナログ値を読み込み

コンストラクタ

class machine.ADCWiPy(id=0, *, bits=12)

指定したピンについて ADC オブジェクトを作成します。これにより、そのピンのアナログ値を読み取れます。より詳細な情報は、 ピン配置と代替機能の表 を参照してください。

警告

ADC ピンに入力できるのは 0-1.4V です(1.8Vが耐えられる絶対最大値)。GP2、GP3、GP4、GP5 を ADC ブロックにリマップした場合、1.8V が最大となります。デジタルモードで使う場合は、3.6V まで入力可能です。

メソッド

ADCWiPy.channel(id, *, pin)

アナログピンを作成します。チャネルIDのみを指定した場合、適正なピンが選択されます。また、ピンのみを渡しても適正なチャネルが選択されます。次に例をあげます:

# 以下の3行はどれも同等で、GP3 の ADC チャンネル 1 を有効にします
apin = adc.channel(1)
apin = adc.channel(pin='GP3')
apin = adc.channel(id=1, pin='GP3')
ADCWiPy.init()

ADC ブロックを有効にします。

ADCWiPy.deinit()

ADC ブロックを無効にします。

クラス ADCChannel --- 内部または外部ソースからのアナログ値の読込み

ADC チャネルは MCU の内部ポイントまたは GPIO ピンに接続できます。ADC チャネルは ADC.channel メソッドで作成します。

machine.adcchannel()

チャネル値を読み取るための高速メソッド。

adcchannel.value()

チャンネル値を読みます。

adcchannel.init()

ADC チャネルを再初期化(そして効果的に有効化)します。

adcchannel.deinit()

ADC チャネルを無効化します。