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クラス RTC -- リアルタイムクロック

RTCは、日時の経過を追う自律クロックです。

使用例:

rtc = pyb.RTC()
rtc.datetime((2014, 5, 1, 4, 13, 0, 0, 0))
print(rtc.datetime())

コンストラクタ

class pyb.RTC

RTC オブジェクトを作成します。

メソッド

RTC.datetime([datetimetuple])

RTC の日付と時刻を取得または設定します。

引数を指定しない場合、このメソッドは現在の日付と時刻を8つの要素からなるタプルで返します。1つの引数(8項目からなるタプル)を指定した場合、その日付と時刻を設定します(サブセカンドは255にリセットされます)。

8項目のタプルの形式は次のとおりです:

(year, month, day, weekday, hours, minutes, seconds, subseconds)

weekday は月曜日から日曜日までを1から7の値で表します。

subseconds は255から0にカウントダウンします。

RTC.wakeup(timeout, callback=None)

RTCの起床タイマーを timeout ミリ秒ごとに繰り返しトリガーするように設定します。このトリガーにより、pyboard はスリープ状態、pyb.stop()pyb.standby() の両方から起床できます。

timeoutNone の場合、起床タイマーは無効になります。

callback を指定した場合、起床タイマーの各トリガー時に実行されます。 callback は正確に1つの引数を取る必要があります。

RTC.info()

起動時間とリセットソースに関する情報を取得します。

  • 下位の 0xffff は RTC の起動にかかったミリ秒数を示します。

  • ビット 0x10000 がセットされている場合、電源オンリセットが発生しました。

  • ビット 0x20000 がセットされている場合、外部リセットが発生しました。

RTC.calibration(cal)

RTC の校正値を取得または設定します。

引数を指定しない場合、 calibration() メソッドは現在の校正値を返します。校正値は [-511 : 512] の範囲の整数です。1つの引数を指定した場合、RTCの校正値を設定します。

RTC スムーズ校正機構は、32秒間(2^20 クロックティックに相当)にわたって 32768 Hz のクロックから指定されたクロックティック数を加算または減算することにより、RTC クロックの速度を調整します。追加される各クロックティックは、クロックを 1/ 2^20 または 0.954 ppm で高速化します。同様に、負の値で RTC クロックを減速させます。使用可能な校正範囲は (-511 * 0.954) ~= -487.5 ppm から (512 * 0.954) ~= 488.5 ppm までです。