2. 最初のスクリプトの実行¶
すぐに飛び込んで、pyboard 上で Python スクリプトを実行しましょう。とにかく、ここでやることはそれだけです!
2.1. pyboard の接続¶
マイクロ USB ケーブルで PC (Windows, Mac, Linux)に pyboard を接続します。ケーブルを接続する方法は1つしかないので、間違うことはありません。
PC に pyboard が接続されると、電源が入り、起動処理(ブート処理)に入ります。緑色の LED が 0.5 秒間点灯して消灯すると、ブート処理が完了したことを意味します。
2.2. pyboard USB ドライブを開く¶
ここで、利用している PC は pyboard を認識するはずです。次に何が起こるかは利用している PC のタイプに依存します:
Windows: pyboard はリムーバブル USB フラッシュドライブとして表示されます。Windows が自動的にウィンドウをポップアップしなければ、エクスプローラで USB フラッシュドライブに移動する必要があります。
Windows は pyboard にシリアルデバイスがあることも確認し、このデバイスを自動的に設定しようとします。シリアルデバイスが存在する場合はこの処理ををキャンセルします。シリアルデバイスは次のチュートリアルで動作させます。
Mac: Your pyboard will appear on the desktop as a removable disc. It will probably be called
PYBFLASH
. Click on it to open the pyboard folder.Linux: pyboard はリムーバブルメディアとして表示されます。Ubuntu では自動的にマウントされ、pyboard フォルダがウィンドウにポップアップ表示されます。他の Linux ディストリビューションでは、pyboard は自動的にマウントされるか、手動で行う必要があります。ターミナルのコマンドラインで
lsblk
を入力して、接続されているドライブの一覧を表示し、mount /dev/sdb1
を入力します(sdb1
は適切なデバイスに置き換えてください)。これを行うには root である必要があります。
さて、これで pyboard が USBフラッシュドライブとして接続されていて、ウィンドウ(またはコマンドライン)は pyboard ドライブ上のファイルを表示しているでしょう。
見ているドライブは pyboard により /flash
として知られていて、以下の4つのファイルがあるはずです:
- boot.py -- the various configuration options for the pyboard.
It is executed when the pyboard boots up.
- main.py -- the Python program to be run.
boot.py
の後に実行されます。
- README.txt -- basic information about getting started with the pyboard.
This provides pointers for new users and can be safely deleted.
- pybcdc.inf -- the Windows driver file to configure the serial USB device.
More about this in the next tutorial.
2.3. main.py
の編集¶
今度は Python プログラムを書きます。 テキストエディタで main.py
ファイルを開いてください。Windows では、メモ帳などのエディタを使用できます。Mac と Linux では、お気に入りのテキストエディタを使ってください。ファイルを開くと、次の1行が表示されます:
# main.py -- put your code here!
この行は # 文字で始まり、 コメント であることを意味します。そのような行は何も行わず、プログラムに関するメモを書くためにそこにあります。
この main.py
ファイルに次のように2行を追加してみてくdさい。
# main.py -- put your code here!
import pyb
pyb.LED(4).on()
追加した最初の行は pyb
モジュールを使いたいと言っています。このモジュールには pyboard の機能を制御するためのすべての関数とクラスが含まれています。
追加した2行目は、青いLEDを点灯します。まず pyb
モジュールから LED
クラスを取得し、LED 番号 4 (青色LED) を作成してから、点灯にします。
2.4. pyboard のリセット¶
この小さなスクリプトを実行するには、まず main.py
ファイルを保存して閉じ、次に pyboard USB ドライブを取り出し(またはマウント解除)をする必要があります。通常のUSBフラッシュドライブと同じように行います。
ドライブが安全にイジェクト/アンマウントされたら、いよいよお楽しみです: pyboard 上の RST スイッチを押して、スクリプトをリセットして実行します。RST スイッチは、ボードの右端の USB コネクタのすぐ下にある小さな黒のボタンです。
RSTを押すと緑色の LED が素早く点滅し、青色の LED が点灯し、その状態が続きます。
おめでとうございます! 最初の MicroPython プログラムを作成して実行しました!