クラス ADCBlock -- ADC ペリフェラルの制御¶
ADCBlock クラスは、アナログ値のサンプリングに使う多数のチャンネルを持つ ADC ペリフェラルへのアクセスを提供します。実際のサンプリングを行う これにより machine.ADC オブジェクトのコンフィギュレーションをより細かく制御できるようになります。
このクラスはどのポートでも使えるわけではありません。
使用例:
from machine import ADCBlock
block = ADCBlock(id, bits=12) # 12 ビットの分解能で ADCBlock を作成
adc = block.connect(4, pin) # 指定したピンにチャンネル 4 を接続
val = adc.read_uv() # アナログ値を読取り
コンストラクタ¶
- class machine.ADCBlock(id, *, bits)¶
id (整数または文字列)で識別される ADC ペリフェラルにアクセスします。
bits 引数を与えると、変換処理のビット数での分解能を設定します。指定しない場合、以前の設定またはデフォルトの分解能が適用されます。
メソッド¶
- ADCBlock.init(*, bits)¶
ADC ペリフェラルを設定します。 bits は変換処理の分解能を設定します。
- ADCBlock.connect(channel, *, ...)¶
- ADCBlock.connect(source, *, ...)
- ADCBlock.connect(channel, source, *, ...)
ADC ペリフェラル上のチャンネルをサンプリングできるように接続し、その接続を表す ADC オブジェクトを返します。
channel 引数は整数でなければならず、 source はサンプリングのために接続されるオブジェクト(たとえば Pin)でなければなりません。
channel だけを与えた場合、それはサンプリングのために設定されます。
source だけを与えた場合、そのオブジェクトはサンプリングに適したデフォルトのチャンネルに接続されます。
channel と source の両方を指定した場合、それらは一緒に接続され、サンプリングできるようになります。
追加のキーワード引数は、
init
メソッドで返されたADCオブジェクトを構成するために使います。