このドキュメンテーションは、MicroPython の最新開発ブランチのためのものです。 リリースバージョンでは利用できない機能に言及することがあります。

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array -- 数値データの配列

このモジュールは、該当する CPython モジュールのサブセットを実装しています。 詳しくはオリジナルの CPython ドキュメンテーションを参照してください: array.

サポートする書式コード: b, B, h, H, i, I, l, L, q, Q, f, d (最後の2つは浮動小数点サポートに依存します)。

クラス

class array.array(typecode[, iterable])

与えたデータ型の要素を持つ配列を作成します。配列の初期値は iterable に与えます。これを与えない場合は空の配列が作成されます。

append(val)

配列の最後に新しい要素 val を追加します。

extend(iterable)

配列の最後に iterable に含まれる新しい要素を追加します。

__getitem__(index)

配列のインデックスによる読み出しであり、 a[index] (aarray)の形で呼び出します。 indexint の場合は値を、 index がスライスの場合は配列を返します。負のインデックスは末尾から数えます。インデックスが範囲外の場合は IndexError が発生します。

注記: __getitem__ を直接呼び出すことはできず (a.__getitem__(index) は失敗します)、 __dict__ にも存在しませんが、 a[index] は動作します。

__setitem__(index, value)

配列へのインデックスによる書き込みであり、 a[index] = value (aarray)の形で呼び出します。 valueindexint` の場合は単一の値、 ``index がスライスの場合は配列になります。負のインデックスは末尾から数えます。インデックスが範囲外の場合は IndexError が発生します。

注記: __setitem__ を直接呼ぶことはできず (a.__setitem__(index, value) は失敗します)、 __dict__ にも存在しませんが、 a[index] = value は動作します。

__len__()

配列の中の項目の数を返すメソッドで、 len(a) (aarray)の形で呼び出します。

注記: __len__ を直接呼び出すことはできず (a.__len__() は失敗します)、このメソッドは __dict__ にも存在しませんが、 len(a) は動作します。

__add__(other)

array と other を連結した新しい array を返すメソッドで(aother は共に array)、 a + other の形で呼び出します

注記: __add__ を直接呼ぶことはできず (a.__add__(other) は失敗します)、 __dict__ にも存在しませんが、 a + other は動作します。

__iadd__(other)

array に other を連結するメソッドで(aother は共に array)、a += other の形で呼び出します。 extend(other) と同等です。

注記: __iadd__ を直接呼び出すことはできず (a.__iadd__(other) は失敗します)、 __dict__ にも存在しませんが、 a += other は動作します。

__repr__()

array の文字列表現を返すメソッドで、 str(a) または repr(a) (aarray)の形で呼び出します。 返す文字列の形式は "array(<type>, [<elements>])" というものであり、ここで ``<type> は array の型コード文字、 <elements> は array の要素をカンマで区切ったリストです。

注記: __repr__ を直接呼び出すことはできず (a.__repr__() は失敗します)、 __dict__ にも存在しませんが、 str(a)repr(a) は両方とも動作します。