このドキュメンテーションは、MicroPython の最新開発ブランチのためのものです。 リリースバージョンでは利用できない機能に言及することがあります。

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math -- 数学関数

このモジュールは、該当する CPython モジュールのサブセットを実装しています。 詳しくはオリジナルの CPython ドキュメンテーションを参照してください: math.

math モジュールは浮動小数点数を扱うための基本的な数学関数を提供します。

注記: pyboard では、浮動小数点は 32 ビット精度(単精度)です。

可用性: WiPy では利用できません。このモジュールには浮動小数点数のサポートが必要です。

関数

math.acos(x)

x の逆余弦を返します。

math.acosh(x)

x の双曲線逆余弦を返します。

math.asin(x)

x の逆正弦を返します。

math.asinh(x)

x の双曲線逆正弦を返します。

math.atan(x)

x の逆正接を返します。

math.atan2(y, x)

y/x の逆正接の主値を返します。

math.atanh(x)

x の双曲線逆正接を返します。

math.ceil(x)

x の正の無限大方向に丸めた整数値を返します。

math.copysign(x, y)

xy の符号で返します。

math.cos(x)

x の余弦を返します。

math.cosh(x)

x の双曲線余弦を返します。

math.degrees(x)

ラジアン x を度に変換して返します。

math.erf(x)

x の誤差関数を返します。

math.erfc(x)

x の相補誤差関数を返します。

math.exp(x)

x の指数を返します。

math.expm1(x)

exp(x) - 1 を返します。

math.fabs(x)

x の絶対値を返します。

math.floor(x)

x の負の無限大方向に丸めた整数を返します。

math.fmod(x, y)

x/y の剰余を返します。

math.frexp(x)

浮動小数点数を仮数部と指数部に分解します。返される値は x == m * 2**e となる (m, e) のタプルです。 x == 0 の場合、関数は (0.0, 0) を返します。さもなければ 0.5 <= abs(m) < 1 の関係が成り立ちます。

math.gamma(x)

x のガンマ関数を返します。

math.isfinite(x)

x が有限数であれば True を返します。

math.isinf(x)

x が無限数であれば True を返します。

math.isnan(x)

x が非数(NaN: Not-a-Number)であれば True を返します。

math.ldexp(x, exp)

x * (2**exp) を返します。

math.lgamma(x)

x のガンマ関数の自然対数を返します。

math.log(x)

x の自然対数を返します。

math.log10(x)

x の常用対数を返します。

math.log2(x)

x の2進対数を返します。

math.modf(x)

x の小数部分と整数部分の2つの浮動小数点数のタプルを返します。両方の戻り値は x と同じ符号を持ちます。

math.pow(x, y)

xy 乗を返します。

math.radians(x)

x をラジアンに変換して返します。

math.sin(x)

x の正弦を返します。

math.sinh(x)

x の双曲線正弦を返します。

math.sqrt(x)

x の平方根を返します。

math.tan(x)

x の正接を返します。

math.tanh(x)

x の双曲線正接を返します。

math.trunc(x)

x の 0 方向に丸めた整数を返します。

定数

math.e

自然対数の底

math.pi

円の円周と直径の比(円周率)